
全 彬德
QUAN BINDEエネクス・アセットマネジメント㈱
財務経理部 出向
(2020年度所属部署)
入社して1年目はコーポレート部門でのローテーション研修にて財務経理業務から、法務・審査、人事・総務まで一通りの部署での業務を経験。 2年目からは財務経理部の連結決算業務を担当。その後、大学時代に学んだ会計ファイナンスや1年目でのコーポレート部門での業務経験を活かし、現出向先のエネクス・アセットマネジメント㈱の立ち上げ、インフラファンドの設立・上場に大きく携わる。
入社後のキャリア
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2015年 4月管理グループ入社して集合研修後、管理グループ配属に。1年目はローテーション研修で財務経理部・法務審査部・人事総務部の基礎的な業務をそれぞれ4か月間ほど経験。
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2016年 4月管理部門 財務経理部 主計課財務経理部にて連結決算業務に携わる。主にリース会計、有価証券、減損会計、IFRSへの組み替え仕訳などを担当。
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2017年 1月エネクス・アセットマネジメント㈱に出向年秋からエネクス・アセットマネジメント㈱買収プロジェクトに参加。買収後1月からは該社に出向。
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2017年 4月エネクス・アセットマネジメント㈱ 財務経理部に出向現在に至るまで、エネクス・アセットマネジメント㈱財務経理部に出向。エネクス・インフラ投資法人(インフラファンド)の設立、上場手続きを経験。現在は日々の運用業務や投資法人の規模拡大に向けた検討などを行っている。
インタビュー
入社してから6年間でさまざまな経験をしてきているようですが、これまで携わった業務について詳しく教えて下さい。
全 :新入社員の1年間はコーポレート部門(当時は管理グループ)で財務経理・法務審査・人事総務の基礎的な業務をそれぞれ4か月間ほど学びました。それぞれ短い期間ではありましたが、財務経理部では仕訳や決算業務など、法務審査部では社内の投資基準改訂に向けた検討に少し携わったり、人事総務部では給与計算業務や年末調整などについて学んだりしました。
それから2年目になって財務経理部所属に。リース会計、有価証券、減損会計、IFRSへの組み替え仕訳などを担当していました。
そして、11月から資産運用会社(現:エネクス・アセットマネジメント㈱)の買収プロジェクトに参加することになりました。
当時の部長から「面白い経験が出来ると思うよ」と言って頂きましたが、本当にいろいろな経験が出来てよかったと思っています。
2017年1月にエネクス・アセットマネジメント㈱の買収後、プロジェクトに関わっていたこともあり、そのまま出向となりました。
出向して最初に行ったのは会社の仕組み作りやインフラファンド設立に向けたライセンスの整備・取得。経理や会計システムをどうするか、稟議(社内の申請)システムや給与システムをどうするか、社内規程をどう決めていくかなど幅広く関わりました。
初めてのことだらけで当時はかなり必死でしたが、今考えると、入社1年目で少しずつ学んだコーポレート部門の基礎が生きていたと思います。

全 :その後も負けず嫌いな性格なこともあり、いろいろなことに積極的に携わっていきました。当時は会社が設立間もないこともあり、帰るのが遅くなることも多かったのですが、合間をぬって勉強し、宅地建物取引士の資格も一発で取りました。
インフラファンドを設立してからは、上場に向け、事業計画や各種シミュレーション資料などを作りました。
途中、紆余曲折ありましたが、2019年2月についに上場。東京証券取引所での上場セレモニーはとても印象に残っています。
ファンド上場後は、ファンドの規模拡大に向け、新たな投資案件に向けて検討をしています。
伊藤忠エネクスに入社を決めたのはなぜですか?
全 :2009年から日本に住むようになり、日本の大学で経済学部に入り、会計ファイナンスを専攻していました。
IFRSをテーマに卒業論文も書いており、大学卒業後も企業でファイナンスをやりたい、IFRSに携わりたいと思っていました。
なので、就職活動では「IFRS導入企業」に絞って会社選びをしていました。
その中で、面接を受ける中での印象が良かったエネクスに入社を決めました。入社してからのイメージも変わっていないです。
人間味に溢れる会社で、上下関係も厳しい印象はなく、何か問題があればすぐに相談できる雰囲気が当社の魅力だと思います。
全さんから見て、伊藤忠エネクスはどのような会社ですか?
全 :とてもフレンドリーな会社だなと思っています。人が良い社員が多いので、働きやすいです。
それと、本人が努力すれば、「自分がやりたいことを自由にやらせてくれる」会社だと思っています。私はこれまでやりたいと思ったことに携わらせてもらっていますし、2021年度からは会社の社会人大学院制度を利用して大学院に進学することも決まっています。
私が働く際に重要視していることが3つあります。1つは人間関係、2つ目に対価(報酬)、3つ目に会社がきちんと自分のことを正当に評価してくれること。この3つとも、エネクスは揃っていて、働きやすい会社だと思います。
財務経理関連の部署は、どの企業でも比較的遅くまで仕事をするイメージがあると思います。確かに忙しい時期は遅くなることもありますが、入社してからこの6年で社内の働き方改革が進み、働きやすくなっていると感じています。私がこれまでに携わったことがあるセクションは、徐々に業務の標準化も進んでいる印象です。

今後エネクスでどんなことをやってみたいですか?
全 :大学で学んだこと、入社してから今まで経験した業務によって得ることのできたファイナンス関連の知識や、お金の流れに関する知識など、自分が今持っている強みや知識を活かして、会社に貢献していければと思っています。
資金回りのベストな運用を考えたいとも思いますし、税務・会計知識もさらに学んで、M&Aなどさまざまな投資案件で当社にとってベストな選択となるようなスキームを提案できるようになりたいと思っています。

1日のスケジュール


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08:30各インフラファンドの状況、リートの状況(ニュースなど)を一通りチェック。株の板(価格ごとの買い注文と売り注文の一覧表)を見て、株の動きに大きな変化はないか確認。大きな動きがあったら証券会社に問い合わせて内容確認。朝の30分で1日の株価の動きが分かるので、最も重要な時間。
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09:00メールをチェック。銀行との打合せのスケジュール調整を行って、次回の打合せ日を決定。
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10:00お取引先さまとの打合せ。今日は配送のタイミングや配送頻度など、配送関連の調整をメインに話し合い。 合わせて売買契約書の件も説明。
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11:30前場引け(朝9時から11時30分までの前場の終値)をチェック。
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13:00社内の成長戦略について考えるMTGに参加。今後の成長戦略や配当方針など、若手社員も含め、幅広いテーマをディスカッション。
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14:00現在進めている投資プロジェクトについて、証券会社と打合せ。
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15:00大引け(12時30分から15時までの後場の終値)をチェック。
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16:00投資プロジェクトの関連資料を作成。新しく加わったプロジェクトメンバーに業務内容について説明。
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18:00退社。夕食を取ってからは読書タイム。
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お気に入り My Favorite
お気に入り My Favorite
日本に来てから野球のルールを知って、野球が好きになりました。
巨人ファンで、球場に観戦にも行くこともあります。 -
オフの時間の使い方
オフの時間の使い方
一昨年結婚してから、妻と一緒にドライブをしたり、公園巡りをしたりしています。広い公園のような静かなところが好きなので、そこでゆっくり読書を楽しんだり、コーヒーを飲みながら勉強をしたりしています。