伊藤忠エネクス株式会社

人的資本基本方針

人的資本・多様性に関する考え方及び取り組み

基本方針

エネクスグループでは「企業にとって最も大切な財産は“人”である」と捉え、人材こそが当社グループにおける価値創造の中心であり、当社の持続的成長と企業価値向上の原動力であると考えています。また、多様な価値観を尊重し、人材が活躍できる働きがいのある会社を目指し、以下の人材戦略に取り組んでいます。

1)目標を共有し、各々の立場から貢献する働きがいのある職場環境の醸成
2)国籍・性別・年齢等に捉われない多様な人材が活躍できる場の確保・提供
3)社員一人ひとりの個性・役割を尊重した人材育成プランの策定・推進

施策

社内環境整備

社員の多様性を尊重し一人ひとりが自ら強みを存分に発揮でき、その強みを最大限活かす職場づくりに取り組み、誰もがいきいきと働くことができる働きがいのある会社を目指しています。
2016年に開始された「ENEX EARLY BIRD」では、20時以降の残業原則禁止や年間有給休暇取得率80%以上、コミュニケーションの質向上などを目標に掲げ、「家族や社会に誇れる会社」「互いを思いやり働き続けられる環境作り」が進んでおり、社員の自律的成長に繋がっています。

多様性の推進

当社グループは持続的な成長を遂げるため、ダイバーシティステートメント(2021年)のもと、あらゆる差別を禁止し、社員の個性と多様性・価値観・人権を尊重しています。国籍や性別を問わず多様な人材の確保や若手の管理職登用を積極的に進めている他、個々の能力を最大限活かせる職場環境の整備も強化しています。社員一人ひとりが個を認め合い、ビジネスに更なる変革を起こせるよう様々な取り組みを引き続き推進します。

人材育成

新入社員から中堅社員、経営幹部などそれぞれの役割に合わせた教育研修や自発的な学びを啓発するための通信教育など多彩な教育体制を整えております。今後は、成長したい社員の挑戦を本気でサポートするべく、テクニカルスキルや、ヒューマンスキル研修の更なる充実を図り、個の強さを追求し人材の価値を高めることで企業成長に寄与してまいります。また、2023年度より保養所兼研修所を設置、当社グループの一体感の醸成にも注力していきます。

100種類以上のコースから選べる通信教育

 2023年度 当社研修体系図(2023年4月現在)
国内外で活躍するマルチ人材を育成するため、体系的な能力開発プログラムを実施しています。すべての従業員が同じ道を歩むのではなく、一人ひとりが自分の道を切り拓いていけるよう自らを見つめながら学ぶキャリア開発、教育・研修制度です。

指標・目標

基本方針にもとづき、多様な人材が活躍できる誰もが働きがいのある会社を目指し、当社は以下を取り組の進捗を図る指標として推進していきます。

分野
開示項目
2022年度
2023年度
流動性
採用者数
28名
17名
ダイバーシティ
女性管理監督者比率
3.9%
3.3%
労働環境
有給休暇取得率
88.9%
88.7%

※上記は当社の人的資本に関連する実績です。
※採用者数は新卒採用人数とキャリア採用人数の合計です。
※当社における女性管理監督者比率目標は2030年10%、2035年30%です。
※当社における有給休暇取得率目標は、毎年80%以上です。