伊藤忠エネクス株式会社

名古屋港を起点とするコンテナ陸上輸送でリニューアブルディーゼルの実証実験を開始
~輸送車両で使用する軽油からの切り替えを検討~

2024年04月08日
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名古屋港を起点とするコンテナ陸上輸送でリニューアブルディーゼルの実証実験を開始
~輸送車両で使用する軽油からの切り替えを検討~

伊藤忠エネクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:吉田朋史、以下「伊藤忠エネクス」)と菱倉運輸株式会社(本社:東京都江東区、取締役社長:西川浩司、以下「菱倉運輸」)は、菱倉運輸が名古屋港を起点とするコンテナ輸送用車両に使用する燃料に、リニューアブルディーゼル※1(以下「RD」)を活用する実証実験(以下「本実験」)を2024年1月に開始しました。
 
本実験では、名古屋港からコンテナ輸送を行うトラクタヘッド1台の使用燃料を、軽油からRDに代替して使用しています。この車両は、キリンビール株式会社の名古屋工場および滋賀工場への原料の一部輸送や、その他顧客への製品輸送に従事しています。名古屋港を起点とするコンテナの定期輸送車両の使用燃料にRDを使用するのは初の取り組みです。今回使用するRDは、伊藤忠商事株式会社がフィンランドのネステ(Neste)社から輸入し、伊藤忠エネクスが菱倉運輸に供給しています。菱倉運輸と伊藤忠エネクスは実証実験の結果を踏まえ、名古屋港を起点とする陸上輸送でのRDの本格活用や、他のエリアでのRD使用等に向けた検討を進めます。
 
三菱倉庫グループの菱倉運輸は、同グループの6つの重要テーマの一つである環境対応に取り組み、引き続き、脱炭素社会の実現に貢献していきます。
 
伊藤忠エネクスは、経営理念「社会とくらしのパートナー」のもと、エネルギー企業としてエネルギーの安定供給を行うとともに、今後も環境負荷低減商材やサービスの普及に努め、持続可能な社会へ貢献していきます。

 ※1 Neste MY Renewable Dieselは、食料と競合しない廃食油や廃動植物油等を原料として製造され、ライフサイクルアセスメントベースでのGHG排出量で石油由来の軽油と比べて約90%の削減を実現します。RDは「ドロップイン」燃料として、既存の車両や機械および給油関連施設を活用することが可能であり、既に欧米を中心に広く流通実績があります。脱炭素施策に係る導入コストを最小限に抑え、GHG排出量削減にも大きく貢献できる次世代バイオ燃料として、今後の建設・輸送分野等でのさらなる利用拡大が期待されます。


【本リリースに関するお問い合わせ先】
伊藤忠エネクス株式会社
産業ビジネス部門 環境ビジネス部 次世代燃料開発課
TEL:03-4233-8073

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