底無しの探究心を胸に。
広く、深い知識の結晶が、
電力の未来を拓いていく。

松風 信慶2009年 新卒入社
電力・ユーティリティ部門
統括部 企画統括課
※取材当時

どんな仕事を
しているんですか?

部門全体の「今」をキャッチし、部門全体の「今」をキャッチし、
「未来」を考える仕事です。

私は今、電力を扱う部門の売上や各事業のフェーズを把握したり、新事業の企画をサポートしたりなど、部門全体の動向を整理する仕事をしています。簡単に言えば、伊藤忠エネクスの今の電力事業がどのような状況にあるのか、そして今後どうなっていくべきかをまとめる仕事です。グループ会社も含めると、把握すべき部署は両手で足りないほどにのぼります。「各部署から上がってきた書類に目を通して、取りまとめるだけでしょ?」なんて思われるかもしれませんが、そう簡単にはいかないのです。なぜなら、現状のあらゆる情報の背景を把握し、今後予想される未来の理由を明確化する必要があるため。どうしてこの売上なのか、どうして来期の予算はこのくらいが妥当だと言い切れるのか、新規事業を進めることで、どういったメリットがあると言えるのか……。挙げようとすればキリがありません。確実に情報を集めるために、各部署との綿密な情報共有を徹底しています。正直大変なこともありますが、そこまで徹底的に準備して臨んだ会議で、新事業の提案が通ったときには、何にも代え難い喜びを感じますね。

この仕事の面白みは?

広く、深く、
無限に知識が身につくこと。

入社して15年。振り返ってみると、電力・ユーティリティ部門のほぼすべての部署を経験してきました。我ながらびっくりです(笑)。営業、本部、調達、新規事業開発。7年目のときは経済産業省の管轄組織に出向し、電力自由化に向けた組織立ち上げにも携わりました。時には山奥に出向いて発電所設置に向けた現地調査をしたり、またある時は採算性が合うかひたすら計算し続けたりしたことも。過去の経験が活かされれば良いものの、仕事の領域が毎回まったく違っていたため、学び終わったらまたゼロから学んでという日々が続きました。それでも、毎日ただただ楽しかったんですよね。今まで知らなかったことを知ると、自分の世界が広がった気分になると言いますか。その上で思うのは、エネルギーについての学びには終わりがないということ。そして、複数の部署を経験したからこそ、事業のみならず業界全体についての広く深い知識が身についたということ。おかげで、業界全体を意識した上で当社がどんな事業に取り組むべきか、どこに注力していくべきか自分の意見を持てるようになりましたし、若手社員の相談に対して的確なアドバイスができるようになりました。

後輩と向き合う上で
意識していることは
ありますか?

できるだけ、多様な経験と
気づきを得られるように。

今年から企画統括課の課長を担っており、課のメンバーのマネジメントも行っています。一人ひとりの業務の進捗はどうか、どんなことで悩んでいるのかなどを把握し、相談に乗ったり先回りして声をかける。こうした心がけはマネジメントをする立場として当たり前だと思いますが、中でも一番大切にしているのは、できる限り多様な業務を経験してもらえるよう割り振ること。先ほども話したとおり、私自身がさまざまな経験を通じて成長してこれたので、次の世代にも成長の機会を提供したいんです。もちろん、一つの業務を徹底的に極めたいという人がいれば、それはそれで構いません。けれど、多種多様な業務に触れて関わる人の数も増えていけば、視野が広がり、自分の目指したいキャリアも明確になってくると思います。また、当社の仕事はチームで進めるもの。属人化させず、誰がどの担当になっても問題ないチームをつくることで、業務を分担したり、互いに意見を出し合ったりしながら円滑に進めることができると思います。

いまの仕事で、
未来社会に対して
どんな貢献を
したいですか?

電気の力は、こんなもんじゃない。電気の力は、こんなもんじゃない。
可能性を徹底的に追求する。

最近「サステナブル」「カーボンニュートラル」といった用語があちこちで使われるようになりました。こうした社会の変化に対応するのも大切ですが、後追いではなくその先をいく取り組みを行うことが、エネルギー商社である私たちの使命ではないかと考えています。例えば、エネルギーを電力に置き換えていく「電化」もその一つ。カーボンニュートラルを実現するだけでなく、経済性も両立する取り組みだからこそ、今まで環境問題に関心がなかった方々を振り向かせるきっかけになるかもしれないし、より多くの組織を巻き込めば電化の仕組みを整えることができるかもしれない。また、こうした先進的な取り組みを行うと同時に、再生可能エネルギーの発電コスト問題など、新たな取り組みによって生じるデメリットの解消にも向き合うべきだと思います。そのために必要なのは、部署や部門の垣根を越えて取り組むこと。問題につまづいたときに、お互いに力を掛け合わせることができる組織はどんどん成長していきます。強い組織とは「手伝って」が言える組織と言えるかもしれません。当社にはたくさんのエネルギーのプロフェッショナルたちが揃っているので、お互いに「手伝って」と言える環境を保つことが、次なる成長につながるはずだと考えています。

OFF SHOT

昔から楽器が好きで、大学時代は本気でバンド活動をしていました。担当の楽器はベースです。社会人になってからもバンドサークルに入り、全国各地でバンドを組んできました。先日は、イベントでヘヴィ・メタルを披露したんです。引かれてはいけないと思い、二曲目ではJ-POPも演奏しましたけどね(笑)。落ち着いた曲も好きなので、ジャズもやってみたいです!

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