当社グループの事業には、国内事業基盤の縮小等による長期的かつ緩やかに影響を受けるリスクや、自然災害等比較的短期的な影響に留まると思われるリスクが存在しますが、取り巻く様々なリスクに対応するため、管理体制及び管理手法の整備により、リスクを統括的かつ個別的に管理しております。また、経営の諮問機関としてリスクマネジメント委員会を設置し、経営に重大な影響を及ぼすリスクの洗い出し、分析、対策、発生・顕在化の予防・周知といったリスクマネジメントを実施しながら、継続的に管理を強化することでリスクの軽減を図っております。 これらを前提として、特に当社グループに重要な影響を及ぼす可能性があるリスクとして以下9項目を選定し、現時点において影響度が大きいと思われるリスクの発生可能性及び対応策を記載しております。なお、文中の将来に関する事項は、別段の表示がない限り、当社が有価証券報告書提出日現在において判断したものです。 (1)事業基盤縮小によるリスク (2)商品・原材料調達価格の変動によるリスク (3)環境規制によるリスク (4)情報セキュリティ及び情報システムに関するリスク (5)自然災害によるリスク (6)固定資産減損によるリスク (7)投資に関するリスク (8)人材確保に関するリスク (9)コンプライアンスに関するリスク
影響度
発生可能性
中
高
事業
対応策
ホームライフ事業
・国内外M&AによるLPガス顧客数の維持・拡大
・小売販売事業の効率的な運用及びその機能の提供先拡大
・顧客基盤へのクロスサービスによる顧客の離脱防止
・LPWA (※) 等のIT活用による業務効率化とコスト削減
カーライフ事業
・販売店との連携を強化し、地域生活者のニーズを汲み取ることによる系列CSの収益基盤強化
・販売数量減に伴う収益減に備え、M&Aによる自動車関連事業の拡大
・環境商材の取り組み
産業ビジネス事業
・AdBlue®やリニューアブル燃料等、今後成長が見込まれる環境配慮型商材の販売及び導入推進、LNG、アンモニア、水素等、石油代替燃料となる次世代エネルギーへの取組みによる収益拡充
・産業ガスの容器再検査事業強化と周辺事業領域への拡大
電力・ユーティリティ事業
・IT活用や TERASEL ブランド構築による、電力小売事業の営業活動の強化
・代理店網を活用した営業基盤の拡充
中~高
中~大
低~中
低
大