第12回「ことばの力を楽しむ会」東京公演開催のご報告とオンライン配信のご案内
第12回「ことばの力を楽しむ会」東京公演開催のご報告とオンライン配信のご案内
伊藤忠エネクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:岡田賢二)は1月30日、社会貢献活動イベント「ことばの力を楽しむ会」を王子ホール(東京都中央区)において開催いたしました。
「ことばの力を楽しむ会」は、東日本大震災で被災した方々の生きる力を応援することを目的に、伊藤忠エネクス主催で2014年より開始した朗読と音楽のイベントです。現在は震災を忘れないという想いと、あらゆる世代の「ことば」の感性を育てたいという願いと共に全国で開催しており、2021年度より公益社団法人企業メセナ協議会の実施するメセナ活動認定制度[This is MECENAT 2021]の認定活動として選定されています。昨年度は新型コロナウイルスの影響から開催中止となりましたが、今回は観客数を会場定員の3分の1以下とし、申し込みから入場までを完全非接触にするなど感染症対策徹底の上、約2年ぶりに開催いたしました。
第12回となる今回のテーマは改めて「こころをつなぐ読み語り」とし、コロナ禍だからこそ大切にしたい人とのつながり方である「ことば」本来の美しさや影響力を感じられる内容としました。朗読は第1回から出演され、現在は伊藤忠エネクス社外取締役でもある山根基世さんが宮沢賢治作『なめとこ山の熊』を、そして、おなじみの進藤晶子さんには角田光代短編集『Presents』より「名前」をお読みいただきました。ゲストには指揮者として活躍されている岩村力さんをお迎えし、「ことばの力を楽しむ会」を開始したきっかけでもある東日本大震災で大変な環境に立たされた音楽家たちのノンフィクション『そこに音楽があった』を抜粋して朗読いただきました。演奏は作編曲・ピアノに飯田俊明さん、ヴァイオリンに高橋暁さん、チェロに三木千晴さんをお迎えし、お話しの情景が思い浮かぶようなオリジナル曲や誰もが一度は聞いたことのある音楽を奏で、心をつなぐ読み語りを叙情深く盛り上げていただきました。
会場では東日本大震災で親を失った福島県の子供たちのための任意募金への協力を呼びかけ、合計52,163円が集まりました。こちらは全て「東日本大震災ふくしまこども寄附金」に1月31日に送金させていただきました。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
【オンライン配信のご案内】
今回は新型コロナウイルスの影響により各地域での開催が難しいことから、東京会場の様子をYouTubeにてオンライン配信を行います。アナウンサーである山根さん、進藤さんお2人の朗読はもちろん、岩村さんの指揮者ならではの表現豊かな読み聞かせや、笑いあり涙ありのトークは必見です。2月6日(日)19:00より、ことばの力を楽しむ会オフィシャルチャンネルにてオンライン配信を開始します(視聴無料)。また後日、朗読部分の配信も当社ホームページに掲載予定です。
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コロナ禍での開催は観客も出演者もソーシャルディスタンスで開催。 -
指揮者の岩村さんは震災当日の青森にいた自分と重ね合わせ感情豊かに『そこに音楽があった』を朗読。 -
飯田さんのピアノ、高橋さんのヴァイオリン、三木さんのチェロ演奏で朗読を感性豊かに美しく盛り上げました。
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進藤さんの角田光代の「名前」ではご自身のお子さんが生まれたときのことを重ねながら温かく読まれました。 -
コロナ禍で無性に読みたくなったという山根さんの宮沢賢治『なめとこ山の熊』では自然の大きさを感じさせる壮大な絵本の読み聞かせでした。 -
復興支援募金へのご協力、ありがとうございました。皆様の温かいお気持ちは全額「ふくしまこども寄附金」へ送金させていただきました。
【本リリースに関するお問い合わせ先】
伊藤忠エネクス株式会社
経営企画部 サステナビリティ推進室
TEL 03-4233-8023