伊藤忠エネクス株式会社

サプライチェーン

●行動指針と考え方

伊藤忠エネクスは各事業活動に合わせたサステナビリティマネジメントを通して、サプライチェーンや事業投資先の人権・労働及び環境等へも配慮していきます。これにより持続可能なバリューチェーンを構築し、当社グループの競争力・企業価値の向上に繋げていきます。

サプライチェーン・サステナビリティ行動指針

伊藤忠エネクスは、サプライヤーに対して、サプライチェーン・サステナビリティ行動指針として以下に定める項目への理解と実践を期待し、働きかけていきます。

1. 従業員の人権を尊重し、差別・各種ハラスメント・体罰を含む虐待等の非人道的な扱いを行わない。
2. 従業員に強制労働・児童労働を行わせない。また、最低就業年齢に満たない児童を雇用しない。
3. 雇用における性別、人種、宗教等による差別を行わない。
4. 法定最低賃金を遵守すると共に、生活賃金以上の支払いに努める。不当な賃金の減額を行わない。
5. 労働条件・労働環境等に関して労使間の円滑な協議を図るため従業員の団結権及び団体交渉権を尊重する。
6. 法定限度を遵守すると共に、従業員の労働時間・休日・休暇を適切に管理し、過度な時間外労働を禁止する。
7. 従業員に対して安全で衛生的かつ健康的な労働環境の提供に努める。
8. 事業活動において、地域社会と生物多様性・環境汚染・その他環境問題への影響に配慮し、エネルギー・水・その他資源の使用量、 及び温室効果ガス・廃棄物の排出量の削減に努める。
9. 関係法令及び国際的なルールを遵守し、公正な取引及び腐敗防止を徹底する。
10.上記の各項目に関する情報の適時・適切な開示を行う。
 

●外部との取組み

・全国物流協議会(カーライフ部門)

同業他社・パートナー企業と協働して配送網の整備を促進し、サプライチェーン全体にわたる効率的な輸送網を構築しています。また、当社グループは改正省エネルギー法の特定荷主としても、取扱製品の輸送に関わるCO2排出量削減の取り組みを促進しており、委託輸送業者の代表者、運行管理者、ドライバーの皆様向けに「エコドライブ講習」を実施し、輸送時の事故「ゼロ」に向けた安全走行、アイドリングストップや低燃費走行などエコドライブの教育を実施することでサプライチェーン全体のCO2削減につなげています。
2023年度の協議会では、合わせて物流の2024年問題(人材確保、配送の効率化など)を参加頂いた輸送業者の皆様と意見交換させて頂きました。

・全国物流安全協議会(産業ビジネス部門)

産業ビジネス部門/法人営業部でアスファルト関連の陸上物流を担っていただく運送会社・パートナー企業を対象に全国物流安全協議会を開催しています。会議では、アスファルトの供給には運送会社さまのご協力が不可欠であること、情報・意見交換のほか、労働安全衛生法改訂に係る当社の保安方針や、アスファルトローリーの事故事例、ならびにカーボンニュートラル石油製品などについて説明し、サプライチェーン全体で安全やサステナビリティへの意識・取組の強化に努めています。