エネクスグループは2030年及び2050年に向けた中長期的なCO2排出量削減ターゲットを定めており、事業を通じ社会全体のCO2削減と脱炭素化社会の実現に貢献しています。
※対象:単体+連結子会社、目標基準年は2018年
GHG排出量(Scope1・2・3)の推移と進捗、その他環境データ(水・廃棄物・大気汚染)を掲載しております。
エネクスグループのGHG排出量 Scope1計・Scope2計・Scope1+2計について、「2018年度(基準年)」「2023年度」第三者保証を受けています。
当社グループは、経営理念「社会とくらしのパートナー~エネルギーと共に・車と共に・家庭と共に~」のもと、半世紀以上にわたり安定的にエネルギーとサービスをみなさまにお届けしてまいりました。急速に進む脱炭素社会への潮流にも対応すべく、環境ビジネスや次世代エネルギーにも早くから着手しており、2021年に「サステナビリティ方針」を策定し、さらに優先的に取り組むべき重要課題の一つとして“気候変動への対応“を特定いたしました。グループ全体で中長期的にサステナビリティ課題の解決に向けた取り組みを加速し、脱炭素社会の実現に貢献するアクションプランを実行しております。 そして当社グループは気候関連財務情報開示の重要性を認識し、TCFD提言への賛同を表明いたしました。またTCFD提言の考え方に基づき、気候変動が事業活動に与えるリスクならびに機会を抽出し、シナリオ分析を行い開示しています。今後も経営戦略として気候変動への対応を新たな事業機会と捉え、継続的に取組みを強化してまいります。なお、TCFD提言に基づく開示は適宜見直しを図り、今後も適切な開示を行ってまいります。 当社はTCFD提言に賛同する企業や金融機関等の間で議論する場として経済産業省、環境省、金融庁が設立した「TCFDコンソーシアム」にも参加しています。
神奈川県湯河原町の沖において、福浦漁業協同組合ならびに国立大学法人東京大学と共同で海藻(ワカメ)を育成し、CO2の吸収・貯留に関する共同研究を行っています。まずはこれらの海藻によるCO2の吸収・貯留量の定量測定を行い、将来的にJブルークレジットを創出することを目指しており、今後段階的にブルーカーボンの取組みを拡大していく予定です。
低炭素社会に向けた気候変動対策キャンペーンである環境省主導の国民運動「COOL CHOICE(=賢い選択)」に賛同し、「クールビズ」「ウォームビズ」「エコドライブ」「グリーン購入」「不要な電気のスイッチオフ」「食品ロスへの啓蒙」など省エネルギー行動を促進しています。また、本社では、プラごみを減らす取り組みとして、来客呈茶用のペットボトルをラベルレスに変更したほか、プラスチックマドラーや個包装コーヒーミルクを廃止しました。
当社は様々なステークホルダーに対しサステナビリティに関する取り組みについて積極的な情報発信を行っています。その一環でグローバルスタンダードとして全世界で広く認知されているNGOであるCDPに参加し、2019年度から気候変動の質問書に回答しています。